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戦争を許さない国民性と国際世論 |
もしこのテロが日本で起こった場合、一体どうなるかどうか、私なりに意見を書いてみた。これから先、今回アメリカで発生したようなテロが日本で発生しないという保証はどこにもなく、日本だから安心という根拠のない理由は通用しない。
シナリオはこうである。
200X年9月11日、新宿にある東京都庁のツインビルディングにハイジャックされた全日空とJALの国内線の飛行機が追突、そして炎上した。同じ頃、市ヶ谷にある防衛庁にもJALの飛行機が墜落。
このテロによって、多くの人が犠牲になる。同じく奥多摩に落ちた旅客機の乗員を含め5000人以上が今も行方不明である。ハイジャック犯は隣国A出身の20人ほどということがわかった。(朝○新聞)
もしも、こういったような事件が起きたとき、まず考えなければいけないのが、日本国が反撃にでるかどうか?である。公式には軍隊を持たない日本は自衛するための軍隊しかもたない。空母の一機すら所有していない。つまり、周りを海で囲まれた日本から他国に攻撃をするにしても、戦闘機が海を越える手段はそれぞれ直接行く、以外にない。
そういった点を考慮してもしなくても、日本が隣国Aに向けて報復行為に出るのは難しいだろう。第一に、国民が戦争を嫌う傾向がある。いや、国民に戦う士気はないといったほうがいいだろう。戦前のように教育されていた日本人ならともかく、今の平和な世界にいきる日本人には戦争という殺し合いは絶えられないであろう。「お国のために」などという理由だけで自分の命を捨てられる人が一体どれくらいいるだろうか?
それでももし、日本が報復に移ることが決まった場合、今度は国際世論がそれを阻止しはじめるだろう。今回のテロの後のアメリカのようにどの家でもアメリカ国旗を抱え、追悼をする。そうしたような現象が日本で起こった場合、「愛国心」ではなく「ナショナリズムの高揚」として捉えられるかもしれない。日本にまた歴史の過ちを犯したくない国際世論は、日本に軍隊を持たせることを一応阻止している。そんな日本の家々がそれぞれ日の丸を抱え、街に国旗と共に繰り出すとしたら脅威に感じる人達もいるであろう。「日本が戦争を始めればまた歴史は繰り返されるかもしれない」。歴史を知ってはいるが今の日本の現状を知らない人達がそうおもっても、不思議ではない。
つまり日本は単独で報復行為に出れないだろう。少なくとも同盟国であるアメリカや欧州諸国に要請して戦争を始める。もしかすると自衛隊が軍隊を出すかもしれないが、結局は巨額の金でその戦争のお礼をするしかないかもしれない。日本人は愛国心を強めれば危険視され、報復にでようとすれば国際世論で叩かれる。単独で攻撃にでることもできない。
歴史というものはおもしろい。アメリカ合衆国がいくら傲慢で一方的な報復にでたとしても国際世論は許してしまうだろう。国旗を多くの家々が掲げても、「愛国心」で片づく。むしろ、そんな報復も同胞のために命を投げ出すという勇敢な話として語り継がれてしまうのかもしれない。
日本人はテロが起きないように祈るしかない。失うのは国民と金とそのプライドだけなのだから。
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