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個人と国家

9月14日現在(アメリカ時間)、今回のテロの首謀者はオサマビンラディンというサウジアラビア出身のイスラム原理主義者によるものという見方が強い。

しかし、一連のマスコミの報道を見ていると、9月11日にはパレスティナの民衆の喜んでいる映像やイラクが裏に絡んでいるのではないか?といったデマ、9月12日にはアフガニスタンの関与、などといったように、まるで今回のテロが国家によって計画されたかのような印象を受ける。

今回のテロがオサマビンラディンによるものだと仮定すると、あくまで一人の個人によって計画されたテロなのである。アフガニスタンも、パキスタンも、パレスティナも、イラクも中東も、イスラム教徒も関係ない。つまりただ一人の男によってである。

しかし、マスコミはあえてそれを強く強調しない。まるで戦争を始めたいかのように対アフガニスタンという構図を創り上げている。国家は個人の集合であり、個人は国家ではないにもかかわらずだ。

マスコミ、及びアメリカ合衆国はスムーズに軍事による報復に移りたいのである。一個人を捉えるために、捕獲するために戦争を起こす、などということはアメリカにとってマイナスイメージにしか繋がらないのだ。つまり、アフガニスタンという仮想の敵を創造することによって、この戦争の正当性を作りたい、という考えが読みとれる。

アフガニスタンという国には罪のない方がたくさん住んでいる。いや、ほとんどの国民が罪のない人達である。しかし、それらの国民すべてを悪役に仕立てることにより、戦争による殺人というものをごまかそうとしているようにしか私には思えないのである。今回のテロによって亡くなった罪のないアメリカ人同様、罪のない人達がアフガニスタンにはいるのだから。彼らは死ぬべきだ、などということは絶対にあり得ないのである。

あくまで今回の首謀者は仮定だがオサマビンラディンである。戦争を起こす必要性がどこにあるのであろうか?報復はテロ壊滅だけで充分であろう。

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