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恐怖の白い粉

10月15日現在、アメリカでのもっぱらの話題は報復戦争のことではなく、白い粉、炭疸菌の話題でもちきりである。

アメリカ政府も果たしてそれがテロリストによるものかどうか断定はできないようだが、10月14日に厚生省大臣が、15日にブッシュ大統領が「テロリストによる可能性が高い」という声明を出したことから、その可能性は高いようである。

実際、ここまでメディアが騒ぎ立てると、白い粉すべてが炭疸菌に見えてきてしまいそうである。アメリカ国民の中には実際に白い粉をさわりも見てもないのに、炭疸菌に感染しているかどうかの検査に病院に行く人も多い。私もこの文章を書いている現在、鼻風邪を引いてしまったので少しばかり気になってしまう(苦笑)。

今回の白い粉騒ぎも、アメリカ東部のみで今のところ起こっているようなので西部の人達の生活はほぼ普段通りといえる。確かにメディアが報道するため、関心は高まってはいるが東部に比べ低い。

この騒ぎは今ではヨーロッパにまで広がっている。アラブ系住民が間違って小麦粉でも落とそうがモノならその場は騒然になるに違いない。実際、イギリスでは教会でアラブ系住民が白い粉を落とし、200人が非難したという事件や、オランダやイタリアなどで白い粉の入った郵便物が見つかる事件が起きている。

しかし、ほとんどの場合が、ただのビタミン剤であったり、小麦粉であったりする。そして多くが愉快犯による犯行の可能性が強い。今回、フロリダやニューヨークで見つかった炭疸菌だけが今のところ本物と認識されているようだ。

もし、ヨーロッパでみつかった白い粉が本物だとすると、このバイオテロは日本にまで及ぶ可能性がある。日本にいるからといって、安全というわけではどうやらなさそうだ。十分に気を付けて欲しい。

この炭疸菌事件はしばらく静観する必要がありそうである。(2001年10月15日)

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