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荒らす蚊 |
この雑記を読む前に「アラスカねぇ・・(前編)」を読んで欲しい。
イメージと違うアラスカについては前回記述したが、アラスカについて知らなかったことを今回書いてみようと思う。
とにかくアラスカで想い出深かったのはタイトルにも記述したように「蚊」。その数といったらとにかくすごい。私の地元は田舎なのでそれなりに蚊の多さには驚かない方だが、アラスカで一度キャンプでもしようものならそこいら中から蚊が集まってきて私の周りを巡回し始める。その数軽く見積もっても100は越える。蚊というのはそもそも二酸化炭素と熱に群がるため、人間が少しでも近寄ろうモノならすぐに集まってくるというわけだ。車の排気ガスに群がる蚊、自らガスバーナーに飛び込んでいく蚊。まさにその姿といったら「荒らす蚊(寒)」。一分足りとも同じ場所にいるものなら体中を刺されてしまうだろう。
こんなにも蚊の多い原因としてアラスカには湿地が多いことがあげられる。地図を見てもらえばわかるかもしれないがアラスカには至る所に小さな川や湖がある。その水はもちろんきれいで蚊の幼虫であるボウフラが発生するにはもってこいの場所、というわけなのである。アラスカ人がよく「アラスカの州の鳥を蚊にしよう」と冗談ぽく言っているらしいが、ごもっともな発言である(笑)。実際に、土産物売場に行くと蚊にちなんだ商品が並んでいたりする(笑)。
次にアラスカで印象に強いのが悪路の多さ。これだけ大きな州の道路を管理するのだから大変かとおもったのだが、アラスカには主要道路があまりにも少ない。道路がこんなにも少ないのだから管理をちゃんとしてくれよ、といいたくなるような道ばかりなのである。アラスカで一番有名なアラスカハイウェイでさえ、途中途中が未舗装だったり、工事中のままだったり、アラスカ第1の都市アンカレッジと第2の都市フェアーバンクスの間ですら道が悪いところがあったりする(笑)。アラスカの人が原因として言うには金銭的なものと同時に永久凍土に関する問題があるそうだ。凍ったままの大地の上に作るなら簡単らしいのだが、すべての場所が凍っているわけではないので調べるのに一苦労らしい。それにしてもこの道悪はどーにかならないものかと思う一方、これぞアラスカ、辺境の地、という気分を味わうには最適なのかもしれない(笑)。
アラスカに行くと決まった時に一番楽しみにしていたものがある。それはオーロラ。太陽風によって作られるこのオーロラは極寒の地を彩る一つのアトラクションだと私はおもう。そんなオーロラを一目見たい!とアラスカからきた友達に言ったら、笑いながらこういった「白夜なのにどーやって見れるんだよ?」と。私的にオーロラというのは一年中見れるものだとばかり思っていただけになかなかショックだった。冷静に考えれば簡単にわかるはずなのに、「いやそんなはずはない、いやそんなはずは・・」と考えてしまうほど知ってそうで知らない常識だったのだ。彼によるとアラスカでオーロラを見るのに一番最適なのは春と秋らしい。春と秋といってもその頃のアラスカはもちろん極寒である(笑)。
普通に道を運転しただけでも感じられるアラスカの自然。周りに広がる原生林。たぶん遙か昔、ネィティブアメリカン(インディアン)達が見た光景と私が見た光景は寸分のくるいもないだろうかとおもうとなかなかゾクゾクした。文明が作ったアスファルトの道の上で思ったことだけど、文明が全く入っていない自然を見ると、今自分がこの地球のためになにをしなくてはいけないのか考えさせられるような気がしたこの旅だった。
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