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寒くない北極圏?

2001年7月、私は北極に立った。NHK等のテレビでよく特番が組まれるあの北極の地に。アラスカ第2の都市フェアバンクスから舗装されていない砂利道を延々と7時間かけて北上し、やっと着いた北極の地。そこには北極熊やペンギンを生で見ることができ、辺り一面は真っ白な世界・・・・れれ?緑?

北極に着いてみて一番驚いたのはこの地もアラスカと同じで夏には緑の大地が広がっているということ。北極、ときいたら極寒で防寒着を着なくては外にいることすらできないような場所だと思っていただけにこのギャップの大きさには少々驚かされた。北極熊どころかペンギンももちろんいない。いるのは普通のブラックベアやヘラジカ達だけ。日本で思い描いていたような北極の姿は少なくとも北極圏に入ったばかりの所には存在しない。

辺り一面に広がるタイガ(針葉樹林)、そして所々に広がる社会かで習ったツンドラ。このタイガとツンドラの境界線をエコトーン(森林限界)といい、このエコトーンを境に広大に広がっている森がいきなり終わり、草と苔だけが広がるツンドラに変わる。木が生えるには寒すぎるラインがこのエコトーンなのである。

この北米の北極圏内には様々な村が存在する。主にエスキモー達の村で、ほとんどが陸路では到達できない。つまり、車では絶対に侵入不可能なのだ。私がつかったダルトンハイウェイというのは北極圏に繋がる唯一の道で、その唯一の道でさえ砂利道なのである。エスキモー達は車が通れないような道をスノーモービルで通っていくか、もしくは空路にて村と都会を行き来するらしい。そのため、北極圏では地図表で一つも道を発見できない場所でも、空港のマークだけはあったりする。それくらいの辺境の地なのである。

一応、このダルトンハイウェイというのは北極海まで通じているという。しかし、よほどのジープ等を借りなければこの道を通るのは不可能。私達も案の定パンクしてしまったほどである。もちろん、途中にガソリンスタンド等も少なく、違った意味で寒い北極圏を味わうことができるかもしれない。

もしみなさんが北極圏を目指すなら、スカンジナビア半島から侵入することをオススメする。あちらなら、舗装された道で快適に行けるとアラスカの人達は言っていたが、真偽のほどはどうであろうか?逆に、ワイルドに目指したい、というならダルトンハイウェイを確実にオススメするが(笑)。尚、冬に目指すのは絶対にやめて欲しい。ガソリンがなくなる=凍死の可能性が強すぎるからだ。

聞いた話でしかないが、北極圏でシャボン玉つくると、凍ってそのまま落ちるらしい(笑)。氷点下40度を越えた場合のみ可能というこの遊び、是非私も試したいものである(笑)。

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