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人間なんてちっぽけな存在 |
私はアメリカをよく旅行する。飛行機を使わずに車だけでの旅行だ。カリフォルニア内を旅行することもあれば、東にむかってひたすら荒野を運転するときもある。そのたびに、人間なんてこの大地にくらべたらちっぽけな存在なんだな、と思わされる。
アメリカ中部では高速道路をひたすら真っ直ぐ走る。高速道路は地平線まで真っ直ぐと延びる。そして山を越え、谷を越え。本当に日本で思っていた「冒険」と呼ぶにふさわしい大地が目の前に広がる。360度見渡せばそこは荒野で地平線が広がる。山々がそびえ立つときもある。大地は枯れた雑草にもにた低木で覆われている。こんな大地も気象学的には砂漠と呼ばれる。どんな植物も育たないからだ。日本にいたとき想像していた黄色い砂が広がる砂漠はないけれど、ここにはどこまでも続く果てしない荒野が広がる。そんな中を右手一本でどこまでもまっすぐ運転していく。そんな贅沢を感じられる旅がアメリカ中部の旅である。
地平線から太陽があがり日陰すらない世界の中を運転し、そして夕焼けとともに太陽が地平線に沈んでいく。そんな素晴らしい光景をみればあなたもアメリカが好きになるに違いない。どんなに単調な運転もそんな景色さえあれば眠気などは吹き飛ぶというものだ。
私が日本にいるときアメリカにいったことのある友達が、アメリカの高速道路をこう表していた。「ハンドルを握らなく立って運転できちゃうんだぜぇ」と。あながち嘘ではない。それくらいどこまでもまっすぐに、ただ目的地にだけ向かって延びる高速道路がある。アメリカ中部の距離=高速道路の長さなのだ。
そんな大地に私は惚れている。だからいつも旅にでたいと思っている。
この前旅にいったときは、アリゾナ州というところにいった。この州はグランドキャニオンとよばれる、日本でも知名度の高い観光地を抱えている州である。そのときはそのグランドキャニオンにはいかずフェニックスという街にいった。その途中、人の背丈以上のサボテンが乱立しているところを高速道路で走ったときは、自然というのはすごいものだと再確認させられたものだ。高さは高い物で6メートルにも達するらしい。2階建ての家くらいの高さである。そんな自然が広がるアリゾナは私のお気に入りの土地になっている。
ロサンゼルスは前回も書いたように乾燥地帯であり、常夏である。一年中温暖で過ごしやすい気候といえよう。しかし、車で1時間30分も走れば高い山があり、そこで冬はスキーもできてしまうのだ。常夏と冬のリゾート。まったく噛み合わないセットではあるが、ロサンゼルスではなんとも贅沢な2つを持ち合わせていると言えよう。
そんなもんだから今度はどこに旅行しようかと今日も考えている私であった。
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