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巷で溢れかえる違法ドラッグ 麻薬

初めに、私自身あまりこの麻薬というものに関して知識はないことを断っておこう。

私がアメリカ合衆国に来てまずびっくりしたのが麻薬というものが生活や文化とかなり密着しているというものだ。トイレに入れば小便器の下のマットに「Say no drug.(麻薬にたいしてNOと言おう)」といったようなものが置いてあることが多いくらいであり、アメリカ大統領に立候補するにしてもなんにしてもまず麻薬経験者かどうかが合否を決してしまう場合もあるくらいである。逆にそのトイレにあるような警告がどれだけ簡単に麻薬を手に入れられるかを表しているのも忘れてはならない。アメリカ教育評議会が2000年に実地したアンケートによると、アメリカにおける新入大学生の実に34.2パーセントが「マリファナを合法化すべきである」と答えたそうな。89年の16.7パーセントとくらべるとどれくらいアメリカにおける麻薬中毒度があがっているかが伺えるかと思う。

アンケートでそれだけの人が答える、つまり麻薬を常用していなければそのような発言はしないかと私は思う。つまり麻薬を合法的に常用したい人がその意見を支持し、そして少なくともそれ以上の人達がマリファナを常用していると見て間違いないのではないだろうか?現に私がESL(英語を勉強する場所)の生徒だった時に様々な国からきた留学生ですら麻薬を使用していたくらいである。今現在、私は大学生なのだが、あまりにも多くのアメリカ人の友達が使用したことがある、または使用していると答える。別に日本のように麻薬を使用していることを秘密にするわけではなくまるで当然かのように口にする。日本における未成年がタバコを吸っているようなものなのかもしれない。

私が聞いた話ではまだここロサンゼルスは麻薬中毒度が低いという。あくまで聞いた話に過ぎないがアメリカ中部やカリフォルニア北部などでは多くの大学生が常用しているという。ただでさえ使用者がおおいとおもっていたロサンゼルスでさえまだまだ序の口といったところらしいのだ。

私自身もよく「麻薬やらない?」ときかれることがある。しかし生まれてから一度も試したことはない。自分の夢のために違法となるようなものはしたくないというのが最近の私の考えではあるから、手を出さないまでなのだが、もし夢すら持っていない状況でここにいたとしたら一度くらいは正直試してしまったのかもしれない。

どうしてこれほどまでに麻薬が広まったかというとベトナム戦争が原因としてあげられるらしい。1960年に勃発し1975年まで実に15年も続いたこの戦争はアメリカ人兵士が多くつぎ込まれた戦争でもあった。そのため、戦地では苦しみやストレス、また痛みを紛らわすために麻薬が流行し多くのアメリカ人が使用したという。それを発端に親から子へと広がりいまでは日本のようにマフィアの資金源とまでなっているといわれている。

どんなにアメリカ政府が麻薬を廃止しようと努力しても結果は見えて来るどころが年々遠のいているように思える。私は使用者がどこで麻薬を買ってくるのかすらしらないが彼らは常時、保持している。その流通システムを根本から壊さなくては麻薬というものがこの国からなくなることはないだろう。

日本からの留学生ですら手を染めている人は多い。また、日本から麻薬をやるためだけに留学している人もいる。こうやって書いたからと言って誰に責められるわけでもない世界。まったくもって怖いとおもうのは私だけなのだろうか?

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