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花火と銃声音 |
いよいよ夏が近づいてきた。海水浴やプールもいいけど、私が思うに、夏と言えばやっぱり花火の季節。どこぞの街の花火大会で大きな花火を見るのもまた乙だけど小さな公園や堤防などでやる自分たちだけの花火大会もまたいいなと思う。連射花火で花火合戦をしたり(真似しちゃいけません)、ロケット花火をダイレクトキャッチしてみたり(これも・・)。そしてすべての花火が終わった後にする線香花火、いまから想像するだけでやっぱり花火っていいな、って思わせてくれる。
初夏の頃になるとコンビニでは所狭しと花火が売られ始め、それを見るだけでわくわくしてしまう私は何個か花火を買って一人でやることがある。寂しいなぞというなかれ(笑)。しかし、そんな幸せもここ、アメリカ合衆国じゃ手に入らないものの一つである。
ロケット花火のパンッ!という音、なにかの音と勘違いはしないだろうか?そう銃声である。日本と異なりこの国では銃を所持することが合法であり、それによって多くの犯罪が今日でもおきている。そのため、国民はそういった音に特に敏感になっており、類似した音が聞こえようがものなら「今銃声聞こえた?」と聞かれることもある。そんなにも敏感な人達の近くでロケット花火をパンパン鳴らそうがものならすぐにでも警察が近寄ってくるだろう。
つまりである。私が他の州のことを詳しくしらないので敢えてここではこう書くが(各州によって条例が異なるため)、ここカリフォルニアでは花火の販売が年間を通して禁止されているのである。付け加えところどころで見られる「花火禁止」の立て看板。それほど、ここでは花火にたいして敏感なのである。
他の理由も考えられる。ここカリフォルニアは地中海性気候に属し年間を通して乾燥しがちである。地面はいつでもドライで一度タバコでも花火でも引火しようがものなら即座に火事になるのであろう。そういった考慮もあるとおもわれる。
夏に花火をできない悲しさはどこにいけばいいのか?そんな夏なんて夏じゃない!(笑)とまで言い切ってしまえる私ではあるが、そんなこの国にも一つだけ救済措置がある。7月4日のアメリカ合衆国独立記念日である。この日は各地で花火、この場合大きな花火のこと、が打ち上げられ人々は盛大にこの日を祝福する。なにがうれしいのやら未だにアメリカ人のアイデンティティがわからない私には理解不可能だが、とにかくオメデトウという私(笑)。きっとアメリカ人もなにがうれしいのかはわからないが、きっとこのイベントではしゃいでいるだけにすぎないのかもしれない。そんなはしゃぎように拍車をかけるのが、「花火」である。
7月1日頃から各地で花火の販売が許可され、独立記念日を祝うために花火を買い求める人達もおおい。この日だけは花火の使用は許可され至る場所で打ち上げ花火等の音がする。たった一日だけではあるがこの日がなければアメリカの夏は最低である(笑)
花火と銃声を勘違いするために花火の販売を禁止する。一件、それは仕方ないように見えるがこの事実はアメリカ合衆国で犯罪が蔓延していることを表しているに過ぎない。日本にだって銃はある。しかしたとえ実際の銃声を聞いたとしても花火だという人は多いだろう。反対に、花火の音を聞いて銃声だと思うアメリカ人も多いだろう。この違いなのである。銃、そして銃犯罪と隣り合わせにあるからこその条例。ここでも銃は人々の楽しみを一つ奪っていくのである。(4/27/2001)
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