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犯罪のチャンス?ハロウィーン |
「Trick or Treat!(悪戯されたくなければなんかよこしな!)」 ドアを開けたかと思えばそこには120センチくらいの背の高さのモンスター3匹が銃を私に突きつけている。私はおそるおそるバスケットの中から飴やガムをとりだし、彼らにあたえた。彼らは大喜びで銃をしまい、次の家へと、向かっていった。
私は、肩をなで下ろし、生きていることを確認した。すると、また誰かがドアをノックする音が聞こえる。「Trick
or Treat!」・・・・またである。私は銃を突きつけられ、物品を要求された。仕方なくバスケットの中から飴やガムを・・・
と、前置きが長くなってしまったが、これが一般的なハロウィーンの日に行われる出来事である。子供達は、様々なお化けやモンスターに変装し、各家を襲撃し、飴やガムを獲得してくる。それらのプレゼントを持っていない家庭には、最近では減ってきたが容赦なく生卵を投げつける子供もいる。そんな子供達にとってみれば、変装もでき、いたずらをしても許され、大好きな飴やチョコレートがもらえる最高の日なのである。
では、大人達は?というと、子供達ほど変装する人の数は多くないが、凝り性な方々は、かなり奇抜な変装をする。ピカチューがいたり、悟空がいたり、本物さながらの怖いモンスターがいたりもする。パーティが開かれたり、ビーチ沿いにいけば、多くの人がコスチューム自慢に来ていたりと、見ているだけでもなかなかおもしろい。私も、恥ずかしながらバニーガールの格好をして参加させてもらったことがある。今となっては、お恥ずかしい過去である。
しかし、そんなハロウィーンも問題がある。変装をしても全く怪しまれないということは、犯罪をするためには絶好のチャンスということでもある。一般の日に狼男の覆面をして歩いていれば目立つが、ハロウィーンの日は目立つこともない。顔を隠したままで犯行できるのである。そのため、この日は、酒飲み客の乱闘防止、ということもあるが、そういった犯罪を防ぐために警官の数が異様に多い。私のホストファミリーなんかは、怖くて外にはいけない、と言っていた程である。
また、コスチュームを着ていた人が警官におもちゃのピストルを向けた、ということで、警官に射殺された例もある。警官にしてみれば、おもちゃだろうがピストルを向けられれば恐怖を感じるだろう。ハロウィーンだからといって、ふざけた行為はあまりしてはならない。逆に、警官のコスチュームを着た一般人もたくさんいるので紛らわしいこときわまりなかったりもする。
日本でも近年人気上昇中のハロウィーンパーティ。どうかアメリカの犯罪の面だけは真似をして欲しくないと思う。やはり、楽しく騒いでこそのハロウィーンだと私は思っている。
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