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嘘ばっかりの日本のマスコミ |
日本のマスコミにはこまったもんである。私は日本にいたときはアメリカ合衆国のことをなんて素晴らしい国だとおもっていた。アメリカンドリーム、人種差別のない国、国民は皆平等、レディーファースト、社会保険制度が整った国などなど。いいことずくめだとばかり思って疑わなかった。しかしだ・・。
この国はそんなことはないとつくづく思わされる。人種差別はここ、ロサンゼルスでこそ少ないがいまだに根強くのこっている。現に、黒人の平均賃金は白人のそれの70パーセントだとか。インディアンに関してはもっと低いといわれる。
男女平等もできあがっていない。やはり女性にとって就職は難しく、賃金も男性に比べると85パーセントに満たない結果をきいたことがある。
日本にいるときテレビをみては必ず、アメリカってすげぇんだなぁ とつくづく感心していた。しかし、実際きてみるとそんなことはない。アメリカも日本と同じレベル、もしくはそれ以下なのである。日本のマスコミは男女雇用の不平等をみて「アメリカをみなさい。アメリカでは男女は平等に扱われているのに、我が国ときたら・・」と放送する。「アメリカでは人種差別は過去の遺物となっており・・」といった文章も日本にいたときは見かけたのである。
アメリカに第二次世界大戦で負け、アメリカを崇拝するのはわかるけれど、アメリカは日本人が思っているような理想の国ではないような気がする。日本人はヨーロッパやアメリカにあこがれ、ファッションや流行を取り込もうとする。アメリカ人というだけでかっこよくおもえてしまうのは、もしかしたらマスコミによる報道なのかもしれない。
アメリカ人は日本人より優れている、こういった報道もよく耳にした。生徒の意志を尊重して育てる教育は、天才をつくりあげるから・・と。たしかにそうかもしれない。しかし、しかしだ。アメリカの大学生の数学のレベルは世界の国々の中でも最低のレベルである。2桁+2桁の足し算ですらろくにできないアメリカ人がどれだけ多いことか・・。天文学のクラスでほぼ全員が計算機片手に75割る3をやっていたときはどうしようかとおもったものだ。少しのかけ算や足し算をすると必ず「お前あたまいいな!」と言われてる。うれしいもんだか、かなしいもんだかわからないのが事実。
確かにアメリカ人のノーベル賞受賞数はダントツで世界一だ。しかしそれは、アメリカびいきにくわえ、そのほとんどが他の国からの移民によるものだということを忘れてはいけない。
とにかく、日本のマスコミはアメリカを過剰評価しすぎている気がする。良い面だけを報道して、そして悪い面、つまり犯罪率や知能指数などを表にだそうとはしない。そういう偏った報道が偏見をつくっていくとしか思えないのである。
幸い、私はアメリカにて現状を知ることが出来た、それがなければ、いまだにアメリカは素晴らしいとおもっていたに違いない。
こうは書いてみたものの、自分は日本もアメリカも好きであることには変わりないのだけれど・・(苦笑)言いたかったのは理想通りのアメリカはここにはないということ。それでもやはり、すごい国であることには変わりはないけどね。
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(アメリカ合衆国についてのエッセイ集)
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