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マスコミの信頼性と情報操作

あくまで私の個人的な見解でしかないが、日本人というのは新聞を初めテレビやラジオ等で流れる情報に絶大な信頼を寄せる傾向にあるとおもう。私の母親もしかりなのだが、テレビで報道されるのはすべて真実、新聞に書いてあることはすべて事実、と考えてしまう。そもそも、メディアに「?」を投げかけられる日本人というのはほんのわずかしかいないように思える。

2001年9月11日、アメリカ合衆国にて前代未聞の凶悪同時テロが発生した。この雑記を書いている9月12日現在、死傷者数等あきらかになっていないが、5000人は優に越えると予測される。アメリカ合衆国の経済の象徴である世界貿易センターのツインタワーと、アメリカ合衆国国防総省を同時におそったこの悪夢は合衆国史の中で類をみない凶悪テロとなった。

このニュースの中の一連の報道で、こういったシーンがあった。パレスティナの市民がアメリカ合衆国がテロによって攻撃された、というニュースを聞いて飛び上がって喜び、まるでお祭りのように騒いだ、というもの、アメリカのどのテレビ放送局でも報道され、日本でも多くのテレビ局がこの映像を流しただろう。「アメリカ合衆国民が深い悲しみに包まれているのに、多くの犠牲者が出たのに、それを見て大喜びする遺憾な国民」というイメージを多くの視聴者は持ったことだろう。

しかしこの映像が虚像だとしたら、どうおもうだろうか?誰もこの映像に「?」を投げかけた人はいないのではないだろうか?なぜかというと、この映像自体がマスコミによる情報操作の可能性が強いからだ。

テロが起きたニューヨーク時間の8時45分、中東のパレスティナは夕方にさしかかる時間だったはずだ。しかも、そのテロが起きた瞬間にパレスティナにまで情報がながれていたったとは考えづらい。どうしても一時間程度は時差が発生しているはずである。そう考えると、この喜んでいる映像は9月11日という時期から考えると暗くなっていてもおかしくない時間帯である。しかし、この映像はしっかりと昼間の様子を写し出していた。

不確定な情報ではあるが、この9月11日という日にパレスティナではお祭りが行われていた、との情報がある。とすると、市民が喜んでいたのはテロに賛成して喜んでいたのではなく、お祭りのために騒いでいただけに過ぎない、という仮説が成り立たないだろうか?

あくまで仮説の域を出ないが、どうしてもそういう可能性が浮かんでくる理由として、アメリカは当初、このテロがパレスティナの犯行による、という見方を強めていた。そのため、国民にどうしても、あの真珠湾攻撃のような団結力、結束力を持たせたかった、という理由付けができる。「アメリカ国民がこんなにも犠牲になっているのにそれを見て喜んでいる奴らは人間じゃない」、そう怒りを抑えきれなかった人もいるはずだろう。知り合いにもかなりそういった人達がいた。「パレスティナ人を許さない」そう強く言う人さえいた。

もし、このテロの犯行がパレスティナによるものなら、アメリカ人は志願制をとっても十分な兵力を集められただろう。それほど、この国の結束力は強くなった。CNNがとったアンケートによると、94パーセントの国民が「軍隊による制裁をくわえることに賛成」との見解を示した。つまりはこのパレスティナの映像がアメリカ国民を怒らせるのに十分な映像だった、と考えても良さそうだ。

結局、犯人はアフガニスタンのイスラム原理主義勢力、タリバーンに属するオサマビンラディン氏による犯行という見方が強くなってしまったが、未だにこのパレスティナの映像にたいして遺憾におもっている人達も多いだろう。

はっきりいって、この映像が事実かどうかは私には知ることはできない。実際にその時パレスティナにいた人にしか真実を知る由はない。しかし、日本人を始めアメリカ人もこういった報道を「真実」と思い込む。アメリカの情報操作が見えてくるような気がした、ニュースだった。

ニュースだろうが、テレビだろうが、新聞だろうが、ラジオだろうが、間違っている時は間違っているのである。しかし、特にマスコミというものは、「間違っていました」という記述をすることは少ない。そのために、いつまでも私達の心の中にはそれらの誤報が真実として認識されていくのだろう。

いつでもマスコミに「?」を投げかけて欲しい。この雑記にもそうだが、必ずすべての情報に「?」を投げかけ、自分なりの意見、見解を創り上げて欲しいと思う。この雑記も正しいかどうかわからないし、間違っているかどうかもわからない。あくまで一つの情報であり意見なのだから。(2001年9月12日)
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