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日本の警察とは大違い |
私がまだ日本に住んでいた頃、警察官といえば、親切で正義の味方というイメージがあった。道に迷ったら交番にいって道をたずね、ちょっとでもなくしものをすればお巡りさんが親切に対応してくれたものだ。さすがに私が新宿に住む頃になるとそういったイメージもなくなってしまったが(歌舞伎町警察の力(笑))。別に警察官を見たからといってびくびくするようなことはもちろんなかったのである。
しかしアメリカ合衆国の警察はひと味もふた味も違う。ハリウッドの映画等で見たこともあるだろう。ガタイのいい警察官、そしてすぐに銃を使う(まぁこれは偏見だが)。一度犯罪でも起きようがものならすごい勢いでパトカーを走らせ辺りをパトカーだらけにしてしまう。
それもそのはず、この国の犯罪は日本のそれより凶悪でそして発生件数が数十倍多い。警察官をつとめるならまさに命がけであり、そして銃を持っていないとそういった犯罪に対処できないのだ。そのため、どうしても警察官は怖いといったイメージがついてきてしまう。強いて言うなら日本の警察はやさしさや親切さで平和を維持しようとするが、こちらの警官は力によって押さえつけるといった感が否めない。
日本では一度警察が銃を一発でも発射しようがものなら夕方のニュースのトップで扱われるほど。しかしこちらでは青少年に発砲しようがなにをしようが自己防衛、そして犯罪抑止という名のものならOKなのである。一発程度発射した程度でニュースになってしまうのなら、全米ニュースはきっと一日3時間あっても終わらないだろう。
よくどこかのショッピングモール等にいると、警察に捕まっている人達を見かける。車に両手をつけて手錠をかけられる。これは青少年も例外ではなく、中学生程度の少年が手錠をかけられているシーンを少なくとも5回は見かけたことがあるほどだ。初めの頃はすげぇとおもって野次馬をしていたが今となっては日常茶飯事なのだろうか?特に気にもとめない。
それくらいアメリカでは犯罪というものが隣り合わせにある。私の住んでいるところは住宅街なのでそこまでサイレンの音を聞くことはないが、友達のアパートは街のなかにあり遊びに行くと必ず一回はサイレンの音を聞くといったほどであった。特に私は犯罪都市ロサンゼルスに住んでいるため、そういった機会がおおいかとおもわれる。
気をつけたいのが車の運転で捕まったときである。もし捕まって道の横に止めてさせられた場合、絶対に車の外に出てはいけない。もし出たら射殺されても文句は言えないのである。外に出るという行為=反抗の意志があるとみなされるためである。そして車の中に座っていても絶対にダッシュボードを開けたり、怪しい動きをしてもいけない。こちらも射殺されても文句はいけない。この国では銃を持つことが合法である。そのため警察官も常に死と隣り合わせの仕事であり、捕まえるときはぴりぴりしているのである。銃が蔓延しているからこそ、そういった暗黙の決まり事も存在するのである。
最近となってはこういった警察官が頼もしくも思える。しかし、願わくばサイレンの音がしない、銃のない安全な暮らしがこの国でできれば申し分がないのだが。
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