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高い物価? 安い物価? |
アメリカにいるとよくこういった類の質問を受ける。「日本の物価って高いんだろ?よく日本になんて住めるよな。」と・・。しかし、雑記のなかでも記述したようにそれは収入の違いであって平均の収入を得ている日本人が日本に生活している限りはそんなことは感じもしないのである。
日本ともよくある話だが、メディアは時に番組等をおもしろくするためにあることないことを大きく扱う。たとえば、こういった具合である。「日本ではビデオが39800円で売られて、電話機が25000円もした。それに比べてアメリカの量販店ではビデオは9800円、電話機は5000円といった安さだ。アメリカの物価の3〜4倍、まさに日本の物価高を象徴する結果となったのであった。」(笑)
そもそも、日本で電話機を買おうとしたばあい、1980円から売っているはずである(かなり安いやつではあるが)。一体何を基準に物価を比べているのかすらわからないが、こういった報道はいくらでも存在する。そのたびにアメリカ人の心の中に日本の物価高が埋め込まれていきそういった偏見に変わるのであろう。
それではアメリカはどうだろうか?この国の物価は日本と比較した場合果たして安いと言えるのだろうか?確かに私の個人的な意見では平均すると日本とくらべ1割くらいずつすべての商品が安いのだとおもう。しかし、ようするにたった一割なのである。ほぼ変わらない、そういったほうがいいのかもしれない。
安い物をあげると食品がまずあげられる。スーパーマーケットの食品の安さは半端ではなく、果物や野菜など、100円でこれだけかえるの?と驚かされるほど購入することができる。たとえばスイカやメロン丸ごと一個200円程度から購入することができるし、オレンジなどは100円もだせば5つ6つ時期によっては購入できる。カップラーメン等のインスタント製品も安く、日本の袋にはいったインスタントラーメンは一番安いところで8円から売っている。私などお金のないときはそのようなカップラーメンやインスタントヌードルを20個程度かごに詰め込んで買っていくのである。
ガソリンも安い物の部類に入るだろう。2000年オイルショック(私が言っているだけなのだが)で高騰したにも関わらず、1リットルあたり40円といった程度であろうか?こんなに安くても車が主体の国、国民は皆、ヒーヒーいっているのである。
反対に高い物といえばレストランでの食事等があげられる。日本と同じくらいだといえばそうなのだが、なにぶんアメリカにはチップシステムがある。そのため、1000円のつもりで食べていた食事が消費税とチップで1200円くらいに化けしてしまうから恐ろしい。
次に書籍。これは本当に高いとおもう。日本の書籍のように絵や写真がたくさん書かれていて高いのならまだわかるのだが、白黒印刷で普通のサイズの本が2000円を超すことなどざらであるからだ。なぜここまで高いのかどうかはわからないが、教科書等を買わなくてはいけない学生にとってはかなりつらい。一冊の教科書が一万円を超す場合もあり、4教科でもとろうものならその値段は3万円を超す。日本では考えられない値段である。
このように高い物、安い物が隣り合わせにあるアメリカ合衆国。そもそも日本の物価とくらべるからこうなるわけであって、アメリカ人の物価感覚からしてみれば、日本は高い食料費、安い書籍代、といったところであろうか?基準という考え方を少し変えるだけでこれだけ世間が見えてくるのだからおもしろいものである。
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