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星条旗になれなかった場所 |
アメリカ合衆国の国旗である星条旗を見たことがあるだろうか?13本の赤と白のストライプと50個の星が描かれており、それぞれ1776年に独立したときの13州と、現在の50州を象徴している。
アメリカ、と聞くとどうしてもあの北大陸に広がる広大な大地のことを思い浮かべるだろう。カナダとメキシコに挟まれ西はロサンゼルス、東はニューヨークと所々に広がる大都市。そんなアメリカ合衆国のことを、当たり前だがアメリカ合衆国と人は呼ぶのである。
しかし、そんな北アメリカ大陸には実は49の州しかない。しかもそのうち一つはアメリカ本土から遙か離れた場所に位置する州なのである。
一つは、アラスカ州。位置はというとカナダの北西部。この州はアメリカ本土で一番大きいテキサス州の実に2倍近くの面積がありその大きさは計り知れない。しかし人口はアメリカ50州の中で47位。極寒の地域であり、人が住むには適さない地域のための結果であろう。
もう一つはご存じハワイ州。日本人には馴染みの強いこの州であるが、案外ハワイがアメリカ合衆国の州だと知っている人は少ないのではないだろうか?日本人や日系アメリカ人が多く住み、観光に行ったとしても日本語だけで通じてしまう。しかもどこか日本の空気が漂っているので海外、という雰囲気さえ感じられないような州である。アメリカ本土から遠く離れた場所に位置するこの島々も、立派なアメリカの州なのである。
実はまだこのアラスカ州とハワイ州は幸運なほうなのかもしれない。アメリカ合衆国には、ワシントンD.Cのほかにアメリカ50州に属さない地域というものが存在する。
有名な所ではグアム。1898年以降アメリカ領になり、今ではアメリカの空軍基地が置かれている。日本人には観光でおなじみの地域で、もちろん観光業も盛んである。アメリカ本土から遠く離れたハワイから、またまた遠く離れた一つの島も、立派なアメリカ合衆国の領土なのである。
他にはプエルトリコがあげられる。こちらはアメリカ自由連合州の一つで米西戦争の結果アメリカ領になったカリブ海に浮かぶ島である。こちらも観光業が盛ん。スペイン語と英語を話す人が多く、本土へ職を探しにいく人も多いという。有名な歌手、リッキーマーティンもこちらが出身だとか。
日本のように第二次世界大戦で負けて世界中の領域を失ってしまった国には、どうしても本土から離れている地域がその国所有のもの、という概念を受け入れるのは難しい。しかし、もし日本が第二次世界大戦で戦勝国になっていた場合、日本は確実に東南アジア付近に日本領を持っていたことだろう。アメリカの場合もしかり。アメリカ本土だけでなく、いろいろな地域にアメリカ合衆国があるのである。アメリカに在住している私としては、世界中のいろいろな地域にアメリカからノーパスポートで行けるので案外、お得なのかもしれない。
他の地域と違い、この世界で一番栄えているアメリカの属領になっている地域では、独立運動というものが起きない、というのもおもしろい現象なのではないだろうか?
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