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留学生のご身分 |
一般的にアメリカ留学することは金持ちにだけ許されたことだと思われている。留学するには多額の留学資金が必要なため、日本人の間にこのような概念が広がったらしい。しかし、実際のところ、これはまったくの誤解だと思う。私が思うに、東京で一人暮らしをして大学に通う金額より、よっぽど安くつく。たしかに大学にもよるが、ほとんどのアメリカの大学にかかる資金は日本の私立大学の学費よりよほど安いのである。それに付け加え、アメリカの物価の安さがある。スーパーマーケットに行けば、格安の野菜やフルーツが売っているのが目に付くだろう。よって、食費それに滞在費はかなり格安にあがる。そんなもんだから、留学が高額だというのは円が安かった時代の話でいまでは留学をしていれば、かなり遊べる生活なんかも遅れてしまう。
しかし、その留学生、結構縛られているのもたしかだ。ひとつに、アルバイトが禁止ということ。大学内でのアルバイトは認められてはいるものの、その賃金は低く、かなり多量に働かなければまとまったお金は稼げない。学外で働く留学生も多いがたまに移民局による摘発などがあり、かなりリスクの高いものになっている。よって、自分でバイトができないということは親に依存するしかなく、そのぶん、こずかいなどを多めにもらわないと生きてはいけないようだ。(例外的に学外で働ける場合もある。しかしそれには親の不慮の事故などかなりの厳しい条件が必要とのこと。他にはインターンシップといって、自分の職歴をつくるため会社などで働ける場合もあるが、これまた低賃金、もしくはただ働きとなっている)
ふたつにアメリカ合衆国の場合、大学に通っている州以外からの生徒はその州から来た生徒が払う学費より多く払わなくてはいけないというものがある。実際の差は約3〜4倍。アメリカ人が一学期(12単位をとった場合)に払う学費は約10万円。留学生が払う学費は35万円強。この学費差が留学生の金銭面を切迫させる。しかしまぁ、日本の私立学校に通うよりは安いのだが。
しかも留学生は英語がアメリカ人ほど話せるはずもない。授業にでてもアメリカ人の教授は日本人だからといって簡単な英語を話してくれるはずもなく、難しい早い英語で話す。そして教科書。日本の大学、もしくは高校の教科書を思い出して欲しい。日本語で読んだとしても、まったく理解できない部分もあるのではないのか?そんな難しい教科書を、アメリカ人でも難しいのにそれをつかって読むのである。はっきりいって私にとってみれば、2ページ読むのに1時間かかることもざらである。そして、エッセイや論文。これまた書くのが難しい。英語が母国語ではないのに、それをつかって、大学生レベルの論文をかかなければならない。クラスで論議するのも難しい。一生懸命、アメリカ人の言う意見に耳を傾けてそして答える。日々、留学生はこんな生活をおくっているのである。
現実、遊んでいる遊学生(笑)も多いが毎日夜遅くまで勉強している留学生も多い。そうしないとついていけないのだ。アメリカ人にとっても多い宿題の量をその何倍もの時間をかけて勉強する留学生。私は留学生、つまり頑張っている留学生として自分に誇りを持っている。この経験は将来必ず役に立つと思うから。
華やかなイメージのある留学生。しかし現実は金と英語と現実と戦う苦労人なのだ。
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