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大空と呼べる空

私は空が好きである。本当に暇さえあれば上を見上げて一人でぼぉ〜としていることが多い。なんとなくではあるが、空だけを見つめると自分が今、一体どこの世界にいて、そしてどこが地面なのかわからなくなってまるで蒼い宇宙の中にいるかのように思えるからである。まぁ、ただ物思いに耽るのが好きということもあるが(笑)。

私が新宿に住んでいた頃、私はあまり空を見なかった。高層ビルに囲まれて生きていた私から見える空はほんの一部分の姿しか見せない。そんな空がどうしても好きになれなかったのである。

さて、ここアメリカの空は果てしなく大きい。なぜか理由はわからないが、日本の空とくらべて1.5倍くらい大きいようにおもえる。これはたぶん周りに高層ビルと呼べるものがないせいもあるのかとはおもう。しかし、きっとそれだけではない気がするのである。

まず空の青の濃さが違う。日本の田舎でも見たことのないほど絵の具をべっとりと落としたかのような青。そんな雲一つない青い空をここカリフォルニアではどこでも見ることができる。それにくわえ、雨など滅多に振らない場所ゆえに、そんな蒼い空を毎日のように拝むことができる。

しかし一度雲でもでてこようがものならその雲の大きさは日本のそれを凌駕する。とにかく宮崎は○おのラピュ○のような大きな雲が本当に存在するのである。そして、雷雲。これがでてきたらこの国では逃げるしかないように思える。はっきりいって避雷針など見たこともない。きっとロサンゼルスのダウンタウンのほうにいけば存在するのだろうが、住宅地では高い建物などないわけだからどの家にも均等に燃える機会があるというものだ(苦笑)。しかも、その雷雲のすごさといったら半端ではない。雨の強さ、雷の音。私の日本の田舎で雷は慣れていたとおもっていたがこの国の雷は別格である。ある日本にいたアメリカ人が「なんで日本人はこんな雷できゃーきゃーいうんでしょうね?」っていっていたのが思い出される。

そして夜空。いくらここがロサンゼルスといえども空には多くの星が見える。夜、ぼぉっと一人で空を見上げる。そんな他愛もないことが日本で生活していたことを考えるととてつもなく贅沢に思える。いつのまにかこんな空に接することが価値あるものになってしまっていたのである。

アメリカで内陸部の、ほんとうに人っ子一人いない荒野にいくとこの空は日本の月よりも明るくなる。空一面に広がる星空。そして天の川。こんな風に川になっていないと、きっと彦星さんもやりがいがないってもんである(笑)。

そんなアメリカの空、私はとにかく好きである。是非オススメなので見て欲しい。そして今日も私は芝生でごろんと横になって教科書片手に空を見上げるのである。

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このサイトは著者がアメリカロサンゼルスに留学していた1999年〜2002年当時のアメリカを描写しています。
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