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時間にルーズなアメリカ人 |
誰もいない教室。スペイン語の授業は確かに8時から始まるはずだ。そして今時計は7時55分をさしている。誰もいない。私だけが教室のなかで教科書を読んでいる。授業がないのだろうか?いやある。だから特に心配はしていない。これから続々と教室に入ってくるだろうから。
8時。やっとちらほらと生徒が入ってきた。ざっと5人。授業が始まる・・と思いきや、教授がいない・・。これじゃ始まる授業も始まらない。
10分が経過。教授が入ってくる。「オラ(こんにちわ)」と一言。遅れたことに関するセリフは一言もないようだ。そしてなにもなかったように10人ほどの人数でクラスが始まる。
8時30分、ほぼすべての生徒が遅れながらも入ってきた。これでやっと中断されることのないクラスの始まりである。
9時10分、クラスの休憩時間だ。生徒はみなコーヒーを買い求めに売店にいく。先生は5分休憩といいながら10分たっても始めようとしない。ほんとうにどうなっているのだろうか?そして生徒も15分くらいしてから帰ってくる。ある生徒はこの休憩時間を利用してばれないように家に帰ってしまう。そしてクラスがはじまるものの、朝食を食べる人、ほかの宿題をやっている人。まじめに授業を受けている人がおおいのだが、そういう小数派の人たちがそういう雰囲気を壊してしまう。
確かに、教授が時間通りに来るクラスのほうがおおいのだが、こういったクラスがあるのも事実である。生徒はみな、時間に関係なくクラスにはいってきて、授業を中断させる。定刻通りに教室にいるのはひどいときになると10分の1くらいの人数になる。もっとも、厳しいクラスだと初めから80パーセントはいるものだが。
とにかくアメリカ人は時間にルーズである。それもそのはず、アメリカ人生徒のほとんどが腕時計というものをもっていない。時間を気にして生活していないのだ。私はいつも目立つG-SHOCKを漬けて歩いている。だから一日に2回は誰かに声をかけられる「今何時ですか?」と。そのたびにつたない英語ではあるが親切に時間を教えてあげる。そんなに時間を知りたいなら自分で持てばいいのだが、なぜか持っていないのである。だから授業に平気で遅れるのである。
授業に限らず待ち合わせもそうである。10時に噴水の前でなどと約束をしようものなら、10時15分までは待つつもりでいかなくてはならない。そんなアメリカ人ばかりでもないだが、そういったアメリカ人が多いのも事実である。もっとも、自分も遅れたときに怒らないでくれるのは助かるが・・。(滅多に自分は遅れないけれども)
とにかく、のんきというかなんというか。である。時間にゆとりをもって生活しているのはいいことだが、時間をまもらなくてはいけないところではきちんと守って欲しいモノである。たまに日本人でもアメリカ人化して時間にルーズなやつもいるが、一般的に日本人は時間厳守であるとおもう。だからよけい、アメリカ人がルーズにみえてしまうのかもしれないが。
そんなこんなだから、この前自分もスペイン語の授業を30分ほど遅刻した。教授は当たり前のようになにも文句は言わなかったが、私はあまりそういったところはアメリカ人ぽくなりたくないと切に思うこの頃である。
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