|
|
|
チップなんて払いたくな〜い |
「これ、少ないけどチップとしてとっておいてくれたまえ。」よく映画を見ているとこういう場面を見ることがある。そんな場面を見て、私もチップをかっこよくさらっと払ってみたい、と常々おもっていたものだ。
ご存じのようにアメリカではチップという概念が根付いてる。レストランで食事をしようがホテルで荷物をもってもらおうがタクシーにのろうが髪の毛をきろうがチップを払わなくてはいけないという暗黙の了解がある。チップを払わないと罰せられるというわけではないので払わなくても別に問題はないのだが、人としてチップを払うことが義務になっているのも事実だ。
そのチップ、私は常々払いたいとおもっていたわけだが、アメリカにきて180度意見が変わった。本音を言おう、チップなんぞはもう払いたくないのである(笑)。それでは少し例をあげてみよう。たとえばレストランにて3000円の食事をしたとしよう。そうしたときにいくらチップとして払えばいいのか、というと、100円?う〜ん、違う。300円?う〜ん、惜しい。500円?まぁ相場といったところであろうか。通常レストランで払わなくてはいけないチップはだいたい15〜20パーセント。10000円の食事をしようものなら、2000円近くもチップとして払わなくてはいけないというのだ。私が日本にいたところ思っていたチップは金額にかからわず、ウェイター等ががんばっているからねぎらいの金額程度だとおもっていた。しかし、現実はパーセンテージまで決められているというものなのだ。
次の例をあげよう。ホテルに泊まることになったとき、まず払わなくてはいけないチップが荷物を運んでくれたボーイに対するチップ。これはだいたい200円程度であろうか。次に部屋に入ってからルームサービスを頼んだ場合のチップ。この場合もだいたい200円程度。そして一泊して部屋をでるときにベットのところに置くチップが100円程度。そんなこんなでいろいろなところでチップを払わなくてはいけないのだ。
髪の毛を切るときに払うチップが15パーセント程度。タクシーの運転手に払う金額も15パーセント。ただでさえ、散髪やタクシーなどは高いのにチップを含めるととんでもない金額になってしまうこともしばしばだ。レストラン等ではチップ15パーセントのほかに7.75パーセント(州、もしくは郡によって異なる)の消費税をたさなくてはならないので合計で食べた金額の2割り増しの料金を支払わなくてはいけないことになる。1000円でステーキがたべれるなんて・・っておもっていたら1200円になってしまった、というのはざらである(笑)。
逆にこのチップという概念、働いている人間にしてみればとてもよい制度である。自分ががんばった分だけ客がチップを上乗せしてくれる。よって、働いている人間はがんばるわけだ。しかし、その分店の給料が安く設定されている店もおおいのでなかなか難しいのかもしれないが。
アメリカで一番初めてチップを知ったのがアメリカに始めたきたその日のことであった。空港から日本で頼んでおいたタクシーでホームステイ先に行く途中で「辞書を貸してくれ」といわれて彼が選んだ言葉は「チップ」(笑)。結局1000円程度彼にあげるハメになってしまったのであった・・。
とにかくいくらチップを使ったかを計算してみても月1万円は飛ぶだろう。もうチップなどは払いたくないのだがそうもいかないのである。しかし、一つだけ逃れられる方法がある。それは観光客になりすましてチップという概念を知らないふりをすればいいのだ。といってもやったことはまだない(笑)。
|
|
|
|
|
|