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砂漠に水のオアシス

ここ、ロサンゼルスは元々乾燥した平原である。ひろびろとした荒野に年に10回ほど普通に雨がふる程度である。普通に原生林が高く育つには不十分な雨の量であり、低木林しか育たないとされている。そんな地域に人が住み始めたもんだから人々は常に水不足と戦ってきた。毎日毎日雨が降るのを願いながら農作に明け暮れたのである。

現在、人々は水を自由に使うことができる。それは、北カリフォルニアからの水路のおかげであり、そのために水不足に苦しむこともなく生活できるのである。しかし、所詮ここは乾燥地帯。水源地帯の降雪量が少なければすぐに水不足と化してしまう。テレビは水不足を訴えそして人々は水を大事にして生活するのである・・・・・・・、と思いきや・・・。

このロサンゼルスという地域、本当に乾燥地帯なのかと疑ってしまう。気候的にいえば、地中海性気候、つまり夏は乾燥、冬は雨期といった具合だ。しかしそんなことはお構いなし。人々は荒れ狂うほど水を浪費し続けている。いくらテレビで水不足を訴えようが、コップ一杯の水を大事にしましょうといったスローガンを作ろうがアメリカ人はまったく関係なし。夜中になれば回る町中にあるスプリンクラー。雨が降ろうが振るまいが地面がぐしょぐしょになるまで水をまく。そしてそのスプリンクラーの後には水たまりができていることもしばしば。道路沿いにあるスプリンクラーなどはただアスファルトに向かって水をまいているだけ。それはここロサンゼルスのほとんどの家に芝生があり街の至る所が芝生で美化されている。そしてその芝生を維持するのにスプリンクラーを使うのである。そのおかげで、青々とした芝生は存在する、しかし大量の水だけが日々浪費されていくのである。

それにつけくわえ、この国は一年を通して温暖だ。南国と表するのが一番なのかもしれない。そのためかどうかしらないが、かなりの家が個人のプールやジャグジーを持っている。しかしそれはお粗末なもので、水浴び、行水にしか使えない程度の代物なのだが、一年を通して水がはられていて、真夏の乾燥時期にもそれのなかには水がある(夏に使うのがあたりまえではあるが)。その中でいくら水不足だ、水不足だ〜と騒いでも仕方ないのではないだろうか?スプリンクラーは水をはき続ける、そしてプールにはいつも水を蓄えている(放火水槽の役目もあるらしいが)。そんな中で、いくら一杯の水を大事にしろっ!といわれても説得力がないというものだ。

こんな砂漠にも水があふれ、そして木々が青く茂っている。それはスプリンクラーのおかげではある。しかし人口は絶えず増えていっているのだ。もう一度よく水の使い道について考えて欲しいモノである。

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